がん対策推進企業アクション e-ラーニング

本日、厚生労働省の「がん対策推進企業アクション」が提供しているe-ラーニングを受講しました。

このプログラムの素晴らしいところは、非常にコンパクトに設計されている点です。 所要時間は約15分。 これなら、忙しい業務の合間や移動時間でも無理なく取り組めます。

しかし、その手軽さに反して、得られる「気づき」は非常に重く、本質的なものでした。 監修の東大・中川恵一先生の言葉は、がんサバイバーとして活動する今の私にとっても、改めて背筋が伸びる内容ばかりです。

わずかな知識が、運命を分ける

修了証にも記載されている言葉の中に、特に皆様と共有したい3つのメッセージがあります。

  1. 「がんを知る、それが最初のがん予防!」 医学的な専門知識ではなく、「がんという病気の正体」を知ること。それが最初の、そして最大の防御策になります。
  2. 「がんはわずかな知識の有無で運命が変わる病気!」 これは本当にその通りだと痛感します。 「知っているか、いないか」。たったそれだけの差で、検診を受けるタイミングが変わり、治療の選択肢が変わり、結果として人生そのものが変わってしまいます。
  3. 「がんでも、やめない、やめさせない!」 私たちが一番伝えたいのがここです。 がんと診断されたからといって、自ら職を辞する必要はありませんし、企業側も辞めさせてはいけません。 治療と仕事は両立できる。その認識を社会のスタンダードにしていかなければなりません。

15分の投資で、守れるものがある

かつて「3人に1人ががんで亡くなる」と言われた時代から、医療の進歩により「4人に1人」まで減少しています(2022年時点)。 正しく恐れ、正しく備えれば、がんはもはや「死の病」ではなく「共に生きる病」になりつつあります。

たった15分で、自分自身や、大切な従業員・家族を守るための「正しい知識」が身につきます。 経営者の方、人事担当の方、そして働くすべての皆様に、ぜひ一度受講していただきたい内容です。

一般社団法人がんキャリア社会連携センター 理事長 白井大志